こんにちは、蛭子能活さんのファンでもあるMahaloです。そんな蛭子能活さんが書かれた「ひとりぼっちを笑うな 内向的人間の幸福論」を購入して読みました。
蛭子さん、それちょっと極端じゃないの?という点がありましたが、大半が共感できるものでした。そして、皆に読んでほしいと感じる内容でしたので、紹介いたします。
蛭子さんって何も考えていない、ただのおっさんだと思ってませんか?ここまで考え方がしっかりしている方だと、初めて知りました。
目次
ひとりぼっちを笑うな!友達は重要なものなのか?
蛭子さんが本書で伝えたいことは、ひとりぼっちを笑うな!と文句を言っているのではありません。
自由に気ままに行動してたいと考える人が、社会に増えていると感じているから本書を書いたのでしょう。友人や絆、グループといったものに縛られることで自由が奪われてしまうということを蛭子さんは、気づき世の中に発信しています。
私も、地域グループに属することは重要な事ではあると認識しておりますが、友人が重要なものだとは考えておりません。あくまでも他人で目的を一緒に達成する仲間であってほしい。
よく、友人の約束だからといって、断れない事に対して文句を言っている人いますよね?または、友人からのお願い事だから、断れないといった感じです。
私からしたら、友人だから断ればいいでしょ?そもそもその友人と付き合う必要あるの?と思うんですよ。友人と群れることや繋がることが重要なのでしょうか?友人と同じ目的を達成するのは、大歓迎です。
しかし、約束を断れないだとか考えているのは、仲間はずれが怖いからではないでしょうか。友人に何を求めているのでしょうか?つながっている事での安心感でしょうか?
蛭子さんも同じ事を言ってました。
安心感を求めるための友達作りなんてやってもしょうがないですよ。「友達」なんて、結局いつかは些細なことで離れるもの。「友達」を作る努力をするくらいなら「家族」を作る努力をした方がいい。
引用:ひとりぼっちを笑うな
家族がいる蛭子さんから鋭すぎる一言です。まさか蛭子さんからこの一言が出るとは思っていなかったので、驚きでした。
地元から離れられない?その考え、将来困るんじゃないの?
最近驚いたのは、「地元には、友人が多いから地方に引っ越すのが嫌」だという主張です。私自身、就職は地元から離れた場所にしておりますし、高校や大学の友人とは、今ではほとんど繋がりがないです。寂しくないの?と聞かれたら、別に寂しくないし、全く困らない。
大学の時に、地元の中学の連中と付き合う時間がありましたが、友人として会っているのではなく、サッカーチームを作るという同じ目的を持って集まり練習していたから頻繁に会っていました。その人たちと、サッカー以外の繋がりがその時あったかというとそんなの一切ありません。
同じ目的を達成するための仲間が、地元の中学の友人だったということだけです。
そんな地元の話は、帰省した時に少なからず耳にします。その大半が、未だに地元に住んでいて外に出ようとしない。親の介護とかそんな理由ではなく、単純に友人と離れる事、住み慣れた土地を離れる事が嫌だそうです。そんか人たちに限って、地元就職してるんですよね。中途半端な田舎ですから当然給料は安いですし、皆雇われの身です。
なんか見てると、友人との繋がりばかり重要視して、上昇志向が全くないんですよ。
これも一つの生き方だと思い、否定はしないですが、これでいいのか?とは思います。地元企業はブルーカラーの仕事が大半です。当然給料は近い将来頭打ちです。しかも、いつまでその仕事が残り続けるんですかね?年を取ってもその仕事続けられますかね?
10年後、人工知能やロボットが出てきた時に自身の職業を奪われていませんか?職を失った時に、次の職が見つかりますか?
こんなことを考えていると、私自身の仕事もここままでいいのかな?と思えてきます。雇われの身ではなく、自ら行動し、自由に仕事がしたいと思うんですよ。今の職場って、自由が少なく企業方針や縦割りの決まりで、縛られているのが辛いんです。
そんな時、地元という場所に縛られてしまっていると、困るので、今から考え方を改めておきたいものです。
ひとりぼっちでいることは、自由に生きるための手段である
蛭子さんが著書の中で、こんなことを言ってました。
長いこと自由であることを第一に考えていると、いわゆる友達と呼ばれるような人は、あまり必要ではなくなります。むしろ友人がたくさんいると、面倒だと感じることが多々あるくらい。友人はいい存在である一方で、時には自由を妨げる存在になるからです。
引用:ひとりぼっちを笑うな
面白いですね。ちょっと極端な言い方かもしれませんが、友人により自由が奪われているのは事実だと感じます。特に20代以下は多いのではないでしょうか?
若者の場合、自由を奪われる代わりに安心感を友人から得ておりますので、問題ないのかもしれませんが、私や蛭子能活さんのような「自由に生きた」と考える人からしたら友人は邪魔なのかもしれません。私は友人ではなく、目的を一緒に達成する仲間が欲しいんですよね。
だから、会社の飲み会も友人との飲み会も嫌いです。仲間ならば、飲まなくてもいいじゃないの?と思いますから。
20代は、ひとりぼっちを笑うなを読んでほしい
この本は、友人と群れて生きている人に読んで欲しいですね。内容の半数程度は、蛭子能活さんのちょっと極端な考え方ですから、一般的な思考持ち主には「????」という部分は多くあります。
しかし、随所に良い事言ってるんですよ。特に第1章の「群れずに生きる」については、読んでいてちょっと感動してしました。蛭子さんが神様のように見えてくるのです。優しい言葉で、心に引っかかったモヤモヤを解いてくれるような感覚です。
10代の若者には、わからないものかもしれません。でも、社会人になった20代の若者には読んでほしい本でした。