世の中に残業しない仕事術が溢れてますが、本質的な解決方法を示しているものは少ないと思う。本質を理解せずに、残業を減らそうとしても従業員の体力を奪うだけで、常にムチを打って働いている状態なのではないかと思う。
今回は、残業と少し別の角度から見て、早く帰る方法を考えてみようかと思います。
目次
残業代は仕事が出来ない奴へのご褒美だ!
少し過激なタイトルから始めてしまいましたが、残業ってなんで発生するんでしょうかね。厚切りジェイソンさんの著書でも同じように残業代は、仕事ができない奴へのご褒美だと言っています。
また、始業時間に少しでも遅れるのに、終業時間に仕事が終わらない事に対して問題視されないのは変と言っている。
では残業をしてしまう理由はなんだろうか。
- 上司が残っているから一緒に残っている。
- なんとなく、残業代がもらえるから残っている。
- 評価の為
- 取引先の要望に応えるため
- 仕事が多くて残業しないと終わらない。
というところだろうか。多くの方は、4か5であると信じたい。
残業する理由から妥当性を考える
残業すると、残業代をもらうことができます。
残業代を貰うという事は、残業時間に働いたアウトプットに対しての対価を貰う事と同義であります。
では、先ほどの残業してしまう理由に当てはめて考えてみましょう。
残業する理由の1〜3の「上司が残っているから一緒に残っている」「なんとなく、残業代がもらえるから残っている」「評価の為」に関しては、残業時間にアプトプットを出していない為、残業代を貰う行為が間違っています。
自分が経営者だったら、会社の利益を不正に受けているものと同じなので、訴えたい気分ですね。
残業してしまう本質に迫る
残業してしまう理由で最も多いのが「取引先の要望に応えるため」「仕事が多くて残業しないと終わらない」というものだろう。これらは、残業時間でアウトプットを出しているので、先ほどの例と違い利益を不正に受けているものではないですね。
では、何故この理由で残業するのが問題か詳しく分析してみましょう。
仕事が多くて残業しないと終わらない
一度考えてみてください。その仕事って残業してまでやるべき事なのでしょうか。
私の職場で、何故残業してしまうか分析したところ、見えてきました。
解決のキーワードこの3点
「今やっている仕事にそこまで品質を求めないとダメですか?」
「今日やらないといけない仕事ですか?」
「今日やらないと何が起こるんですか?」
この3つをメンバーへ言い続けたところ残業が劇的に残業が減りました!というよりも仕事量が減りました。
世の中に、残業しない仕事術として様々なHow Toが出ていますが、それは仕事のアウトプットを変えずに、アプトプットまでのプロセスを変える事。
このHow Toを身に着けることでも効果が出ますが、本質的な解決方法ではありません。
取引先の要望に応えたいが為に残業してしまう
少し難しい問題です。個人やチームの意識ではなく、経営方針、営業方針に関連する部分だから。
でもここも先ほどと同じように「今やっている仕事にそこまで品質を求めないとダメですか?」「今日やらないといけない仕事ですか?」「今日やらないと何が起こるんですか?」の3つの問いかけで解決可能でした。
当然、納品する場合のアプトプットは重要ですが、物事に濃淡はあっても良いはずです。以前の私の職場では、どのアウトプットでも完璧を求めてしまっていたのです。
手を抜いても大丈夫なところは、手を抜く。力を入れることろは力を入れる。非常に大切な考え方です。
残業する事を正当化していないか?
今一度残業する事は自身の頑張りアピールではないか。仕事がたくさんあるからと言って残業を正当化していないだろうか。しっかりと考えて残業する理由を説明できるようにしてほしい。
まとめ
過剰品質を求めて残業残業してまで品質を高める事はしない。次の日でも支障がない仕事は明日やる。を全員の意識に植え付ける為に、3つの合言葉を職場で言い合うことが大事だと感じました。
「今やっている仕事にそこまで品質を求めないとダメですか?」
「今日やらないといけない仕事ですか?」
「今日やらないと何が起こるんですか?」
みなさんの職場でも試してみてください。